土地の相続で使われる路線価とは?調べ方や計算方法も解説

2024-11-05

土地の相続で使われる路線価とは?調べ方や計算方法も解説

遺産に含まれる土地を引き継ぐ際にかかる税額は、それぞれの土地に応じて適切な額の税金が課せられます。
その額を求めるために必要になるのが、相続税路線価です。
この記事では、路線価の概要とともに、調べ方や調べた数値を用いた遺産にかかる税額の計算方法などを解説します。

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相続税路線価とは?固定資産税路線価との違い

相続税路線価とは、土地を引き継ぐ際に生じる相続税を求める際に用いられる値です。
相続税の土地評価に公的な基準を設けて、公平な税の計算を可能にしています。
同様の値として、固定資産税を求めるための固定資産税路線価(固定資産税評価額)があります。
相続税関連は国税庁が、固定資産税に関係するときは国土交通省が評価するなど、相続税路線価と固定資産税路線価の違いがいくつかある点にご注意ください。
どちらも、土地の価格を決めるために重要な値です。
また、相続税路線価は毎年1月1日を基準に評価され、7月に公表されます。
公表された数値を用いるタイミングについては、申告する年ではなく、あくまで相続のあった年の評価を用いる点に注意しましょう。

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相続税路線価の調べ方とは?

相続税路線価を調べたい場合は、国税庁ホームページにアクセスするのがおすすめです。
具体的な調べ方としては、まず遺産の受け取りを開始する年度のページに飛び都道府県を選択します。
路線価図のページをクリックして市区町村を選択すると、地名が並んだページに飛ぶので、該当する地名の横のページ番号をクリックすると相続税路線価図が表示されます。
その図で調べたい土地に面する道路に書かれている「340C」などの値が路線価にあたり、340は340千円、アルファベットは借地権割合を示すものです。
なお、路線価がある土地とない土地が存在し、評価する値が設定されているのは市街地の土地が中心です。

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相続税路線価を用いた計算方法とは?

取得した数値を用いて、遺産に含まれる土地の評価額税評価額を求める計算方法は、以下の計算式になります。
土地の相続税評価額=相続税路線価×地積(㎡)×補正率
地積とは、土地の面積を意味します。
たとえば、取得した値が340Cの土地を100㎡引き継ぐ場合なら、34万円×100㎡×補正率となり、3400万円×補正率がその土地の相続税評価額です。
このように補正率を除けば難しい計算ではありませんが、補正率には土地の形などによって種類がいくつもあります。
計算も複雑なため、正確に導き出すには専門家に依頼するのが得策でしょう。

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まとめ

遺産に含まれる土地を受け取るとき税額を求めるために必要な値が、相続税路線価です。
この値は毎年評価・公表され、調べ方としては国税庁のホームページなどで確認できます。
土地を引き継ぐ際にかかる税額の正確な計算には専門的な知識が必要になるため、専門家への相談がおすすめです。
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