2025-07-29

幼い頃に両親が離婚し、それ以来ほとんど会っていない親から、ある日突然遺産に関する連絡が来た方はいるのではないでしょうか。
親子関係が希薄な場合、この予期せぬ連絡に戸惑い、自分が遺産を引き継ぐ立場なのか、どうすべきか悩む方は少なくありません。
この記事では、離婚した親からの遺産を受け取る権利について、連絡が来た場合の対処法、相続放棄を検討すべき場合を解説します。
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両親が離婚して長年会っていなくても、子どもは亡くなった親の遺産を引き継ぐ相続人となる権利を持ちます。
法律上の親子関係は、両親の離婚によって解消されません。
そのため、どんな状況でも法定相続人としての地位は変わらないのです。
親権者かどうかは関係ない点も重要です。
たとえば、母親が親権者となり父親とは疎遠になっていたとしても、父親が亡くなった場合、子は父親の財産を引き継ぐ権利があります。
離婚や普通養子縁組などで親の戸籍から抜けても相続権は維持されますが、特別養子縁組が成立した場合は実親との親子関係が消滅するため相続権を失います。
親子関係が法的に継続している限り、子は常に第一順位の相続人となります。
離婚した方の再婚相手やその連れ子との関係も気になりますが、原則として実の子の権利が優先されます。
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疎遠だった親が亡くなり、遺産に関する連絡が突然来たら、まずどうするべきでしょうか。
まず、遺産の内容を確認する必要があります。
プラスの財産だけでなく、マイナスの財産も含まれるため、詳細な調査が不可欠です。
もし遺産を引き継ぎたくない場合は、相続放棄の手続きを検討します。
これは後述しますが、期限があるため注意が必要です。
連絡をしてきた相手に必要な情報提供を求めましょう。
一方、遺産の引き継ぎを検討するなら、他の権利者と連絡を取り、遺産分割協議を進める必要があります。
財産目録の作成や、遺言書の有無の確認など、どうするのかの確認は多岐にわたります。
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離婚した親の遺産に関して、相続放棄をした方が良いのはどのようなケースでしょうか。
相続放棄とは、被相続人(亡くなった方)の財産も借金も一切引き継がないとする法的な手続きです。
この手続きは、原則として自己のために開始があったのを知ったときから3か月以内に家庭裁判所に申述する必要があります。
相続放棄が良いケースとして典型的なのは、借金の方が多い場合です。
プラスの財産よりマイナスの財産が上回る債務超過の状態であれば、遺産を引き継いでしまうと自身の財産から返済しなければならなくなります。
また、遺産の中に処分が難しい不動産が含まれていたり、他の権利者との関係が複雑で遺産分割協議が難航しそうな場合も、放棄を検討する理由になります。
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両親が離婚しても、法律上の親子関係は継続するため、子は親の法定相続人となります。
親権の有無や戸籍の状況に関わらず、遺産を引き継ぐ権利は失われません。
疎遠だった親の遺産に関する連絡が来たら、まずは財産状況を調査し、引き継ぐか放棄するかを検討する必要があるでしょう。
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