2024-04-09
住宅ローンの返済が難しくなってしまった場合、任意売却で負債の解消を図る方法もあります。
そんなときに注意しておきたいのがハンコ代の負担です。
これはどんな負担なのか、どの程度の費用がかかるのか、基本的なポイントをご紹介します。
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まず、任意売却をするためには住宅ローンの対象となっている家を売却する際に、すべての債権者の了解を得る必要があります。
一般的にはそのローンを融資していた金融機関の了解を得たうえで抵当権を抹消しなければならないのです。
その抵当権を抹消する手続きには債権者のハンコが必要になるわけですが、そのハンコをもらうために謝礼の形でお金を支払う慣例があるのです。
この性質から別名「担保解除料」とも呼ばれており、任意売却の際にはこのハンコ代を支払うためのお金を確保しておく必要があるわけです。
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この慣例について注意が必要なのは具体的にどれぐらいのお金がかかるのかというルールは存在しない点てす。
ですから債権者(抵当権者)の都合や意志によって金額が変わってきます。
少なくても快く抵当権を抹消してくれることもあれば、高額のハンコ代を請求される可能性もあるわけです。
これがトラブルの原因になることも多いので注意したいところです。
ただし一般的には数十万円程度、もしくはローンの残高の10%のどちらか低い方、という基準が採用されています。
ですからローンの残高が多ければ多いほどハンコ代も高くなってしまうわけです。
これは売却のタイミングを見計らううえでも踏まえておきたい重要なポイントとなるでしょう。
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このように任意売却のために抵当権を抹消する必要があるときにハンコ代が発生するわけですが、注意したいのは抵当権者が複数いるケースです。
この場合、ハンコ代は原則としてその抵当権者の数だけ発生することになります。
抵当権の順位が上の人ほど金額が高くなるため、それを踏まえたうえで金額を決めることになるわけですが、抵当権者の数が多いほど負担する総額が大きくなってしまいます。
これは任意売却によって負債を返済しようとした場合、順位が低い抵当権者には配当が回らない可能性と深い関係があります。
その場合、配当を受け取れない抵当権者は貸したお金を回収できない形になるため、せめてハンコ代を支払うことで売却に協力してもらう必要があるわけです。
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任意売却は経済状況が厳しくなったときに行う手段ですが、これを滞りなくおこなうためには債権者の協力をえるためのお金が必要になるわけです。
任意売却家を競売にかけられてしまうことを回避するためのものなので、手続きにあまり時間がかけられません。
必要な準備をしっかり把握して、スピーディな売却を成功させてください。
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