2023-10-10
不動産を売却する際、擁壁があると買い手が見つからないケースが多々あります。
しかし、擁壁は土砂災害を予防する重要な役割があるのをご存じでしょうか。
そこで本記事では、擁壁とは何か・擁壁のある不動産が売りにくい理由・擁壁のある不動産の売却方法をご紹介します。
不動産の買取を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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擁壁とは、傾斜地・高低差のある土地に建築物を建てる際に必要となる構造物です。
擁壁を設置すれば、土砂崩れや地盤沈下などの被害を防止できます。
擁壁は鉄筋コンクリート・コンクリートブロックで壁上の構造物を作ります。
また、がけ条例が定められている地域は、擁壁がないと外壁を相当距離を離さなければ建物を建築できません。
以上の理由から、擁壁は斜面地の崩壊防止だけではなく、建物の建築に重要な役割があるのです。
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擁壁のある不動産が売りにくい理由は、主に3つあります。
1つ目は、危険な擁壁があげられます。
擁壁にひび割れがあったり、2段積みなど、危険な擁壁は問題視されるケースが多いです。
2つ目は、擁壁の工事費用が高額になる点です。
擁壁の補強工事は、擁壁の大きさ・状態・素材によって異なります。
したがって、擁壁の状況によっては大きな支出になってしまうかも知れません。
3つ目は、擁壁の安全性が確保できない場合、建物の建て替えができない点です。
この場合、擁壁の作り直しが必要となり、多大な費用がかかるため、擁壁に問題がある不動産は売りにくいとされています。
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擁壁のある不動産を売却するには、3つの方法が重要です。
まずは、擁壁の安全性があげられます。
擁壁の安全性は、耐用年数では判断しにくいです。
そのため、建築士など専門家に調査・点検を依頼すると良いでしょう。
専門家から安全性に問題ないと評価を得れば、購入者も安心材料となります。
続いて、擁壁の補強工事です。
安全性が確認できなければ、補強工事をしてから売りだすのも選択肢の1つです。
補強工事をおこなえば、売却価格の向上につながる可能性もあります。
最後は、仲介業者に買取してもらう方法です。
買取とは、仲介業者が買主となり、直接不動産を買取します。
仲介業者が買主の場合、購入者を探す必要はないので査定に納得すれば、スムーズに現金化できるでしょう。
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本記事では、不動産における「擁壁」について、概要から売却方法をご紹介しました。
擁壁は、建物の安定性を確保するために必要な構造物です。
しかし、さまざまな理由から、擁壁のある不動産は売りにくいとされています。
擁壁のある不動産を売却する方は、記事を参考に、擁壁の状態をきちんと確認しておきましょう。
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