2023-05-09
別れることを考えている夫婦にとって2人の所有する財産をどうしたら良いのか分からない方も多いでしょう。
別れる際には財産の分け方や不動産の扱い方について理解しておくと安心です。
この記事では財産分与とはどのようなことか、また、離婚の際に財産を分ける方法について解説します。
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共働きに限らず、妻が家事や育児をすべて受け持ち夫が外で働いた場合でも、所有財産は2人が協力し合って作り上げてきたことに変わりはなく、共有財産となります。
財産分与とは、この共有財産を離婚の際に清算し、夫婦で分ける作業のことです。
財産の分与には3種類あり、1つ目は2人が寄与した割合に応じて公平に財産を分ける清算的財産分与、2つ目は離婚後の生活のために一方が金銭を補充する扶養的財産分与となります。
そして、3つ目は一方が慰謝料を払うケースで慰謝料の意味を加味して分配する慰謝料的財産分与です。
財産を分与する際の対象になるのは結婚生活において夫婦が2人で協力して築き上げた財産に限られ、2人がそれぞれ持っている個人の財産は対象になりません。
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離婚に伴う財産分与の際にこれまで2人が住んでいた家はそのままの状態では分けられないため、次の2つの分与方法をご紹介します。
家を売って現金化し夫婦2人で分ける方法は、計算しやすくもっとも明瞭な分け方です。
さらに、家を売ったお金を手にすることができるため、離婚後の新生活に必要な資金にあてることができるメリットもあります。
ただし、家を売る際に気を付けたいのがオーバーローンで、売却した金額よりも住宅ローンの残債が多い場合は売却で得たお金で足りなかった分を、貯金から払わなければなりません。
もうひとつが、夫婦のどちらか一方がそのまま家に住み続け、もう一方が現金で受け取る分け方です。
この分け方には、子どもがいる場合などに同じ家に住み続けられるため、環境の変化による影響が小さいというメリットがあります。
注意点として挙げられるのは、配偶者に支払う現金を、住み続ける側が用意できないケースで、その際には車や家具など他の財産を渡すというのがひとつの打開策です。
離婚時の財産分与とは、夫婦が協力して築き上げてきた財産を公平に分けることです。
家の分け方には、売却して得た現金を分配する、一方が家に住み続けてもう一方が現金で受け取るという方法があります。
さらに詳しく方法を知りたい方や不安がある方は、当社までご連絡いただければいつでもご相談に乗ります。
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