2023-03-21
根抵当権のついた不動産を売りたいと思っているが、どのような方法でおこなえば良いのか分からずに困っている方もいるのではないでしょうか。
また、どのような特徴があるのか詳しく知りたい方もいるかもしれません。
そこで記事では、根抵当権の特徴や、売却の流れと注意点について解説します。
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特徴としては、不動産を担保として何度でも借入れすることが可能で、あらかじめ決めておいた上限額を超えないように借りたり返済したりということが可能です。
また、抵当権とは違いローンを全額返済しても根抵当権は抹消されることがないため、将来的にまた借り入れする際もスムーズに手続きがおこなわれます。
さらに、抵当権の場合は同じ不動産を担保として借り入れる際に、設定登記の手続きが必要であり、追加で借りる場合には設定登記を更新する手間や費用がかかります。
それに比べて根抵当権は、設定登記を初回におこなうだけで、その後はどれだけ借り入れをおこなっても登記の更新手続きが必要ないため手間や費用を省くことができます。
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不動産売却の流れとしてはまず、売却する不動産のローン残高である残債と査定額を確認します。
そして、査定額が残債を上まわっていれば売却益でローンを返済することができるためそのまま不動産売却の手続きへと進むことができます。
続いて、元本確定の手続きに移行しますが、元本確定とは現時点で借り入れと返済を繰り返していた状況をストップして借入金額を確定することです。
上記の手続きが確定した以降は、根抵当権を行使して借り入れすることはできません。
そして、買主があらわれれば売買交渉をおこない、締結することになれば根抵当の抹消登記手続きをおこない売却する流れになります。
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注意すべき点として、根抵当権の設定した状況によっては不動産の所有者と借り入れした債務者が異なるケースがあります。
このような場合は、借入額が勝手に増えており売却後も債務を返済できないといったトラブルになることもあるため注意が必要です。
また、元本確定の手続きを完了してからは抵当権と同じ扱いとなり元に戻すことはできません。
ですので、根抵当権を利用して借り入れや返済が必要になる可能性があるかどうかや、元に戻せないことを考慮して慎重に決めるようにしましょう。
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根抵当権の特徴として、登記を最初におこなえば何度も借り入れや返済ができ、手間や費用も省けるメリットがあります。
また、売却する際に元本確定をしてからは抵当権と同じ扱いになることや、元に戻せないことを忘れずに考慮することが大切です。
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